出典: All About
幼稚園・保育園の年長さんにとっては、まもなく園生活ともお別れ。もうすぐピカピカの1年生ですね! 初めてお子さんを入学させる親にとって、小学校は未知の世界。園と小学校とでは、どんな違いがあるのでしょう? 親はどのようなところに注意しておけばいいでしょうか?
小学生になっていちばん変わるのは、通学。春休みに予行演習を
幼稚園・保育園と小学校のいちばん大きな違いは、やはり小学生は「自分の足で歩いて登校するようになる」ということでしょう。40代半ば以上の親世代が子どもの頃には、子どもだけで登園OKの幼稚園もあったはずですが(なんと、ガイドは自分1人で幼稚園まで歩いて登園していました)、今は、地方でも親が連れて行く、あるいはバス登園のところがほとんどのよう。つまり、小学生になって初めて、子どもは自分の足で歩いて学校まで行くことになるということです。
徒歩に限らず、電車やバスに乗って登校する子もいるでしょう。道路はもちろん、駅やバス停など、どこにどんな危険があるかわかりません。春休みになったらぜひ、子どもと一緒に「登校の練習」をしてみましょう。そこで、親も登校路の把握をしておいたほうがいいと思いますよ。
多くの学校では入学当初の1学期には、あまり大したお勉強はしません。1学期には国語ではひらがな、かたかなを学び、算数では簡単な一桁の計算をする程度。宿題も、これらの練習がほとんど。量も内容も大変なものではありません。
でも、この1学期にやるべきこととして大切なのは、毎日「宿題をする」という習慣づけをすることです。たとえば、母親が専業主婦で家にいる場合には、子どもが家に帰ってきたらどこかに遊びに行く前に必ず宿題をする習慣を付けてみましょう。親が働いていて、子どもが放課後、学童保育に行く場合も、学童に行ったら、まず宿題をする約束を交わしましょう。
園で仲良しだったお友だちが一緒に学童に行くなら、そういった仲間同士で「最初に宿題をする」という約束をしてみては? これは習慣付けの問題なので、最初に「宿題をしないと、遊べない」ということをインプットしてしまうことが重要です。
出典: 小学校入学準備ナビ
●先生とのコミュニケーションが少なくなる
幼稚園や保育園では、毎日連絡帳にその日の出来事などが事細かに書いてありますが、小学校ではそのようなコミュニケーションはありません。
当然連絡帳はありますが、これはお子様がメモを取るためのもので、先生からの連絡が書かれてくるものではありません。
先生とコミュニケーションをとれるのは、学期末にある個人面談くらいになってしまいます。
●学校での生活がつかめない
先生とのコミュニケーションが少なくなるため、その日の出来事などが把握できません。
毎日の出来事はお子様から直接聞くしかありません。
幼稚園や保育園以上にお子様とのコミュニケーションはミツにとりましょう。
●準備するものが多い
学校での行事や図工なので使うちょっとした持ち物が多くなります。
(セロハンテープ・ビニール袋・ペットボトル・ゴムひも・空き缶・手袋などなど)
お子様から急に明日必要だと言われ、あわてて用意しなければならないケースがよくあります。
●行事の数が多い
個人面談や学校公開日(授業参観)・父母会など、最低1か月に1回は何かしら学校に足を運ぶ事が出てきます。
それに加え、交通安全週間での通学補助や輪番制のパトロールなども必ず何らなの当番が廻ってきます。
●宿題がある
お子様も大変ですが、ご父兄も大変です。毎日の事ですし、お子様は飽きっぽいのでなかなか集中できず、なかなか進まない事もあります。
仕事で疲れて帰って来た日などは大変ですが、お子様同様ご父兄も習慣にしていきましょう。
●夏休み・冬休みがある
共働きのご家庭で一番悩ましいのが夏休みや冬休みでしょう。お子様だけを家に残す訳にはいきませんので、この期間の予定や計画を立てるのはかなり大変です。
旅行や帰省・習い事などの計画を早めにたて、留守番を頼める人には前もってお願いするようにしましょう。
●ママ友とのお付き合い
幼稚園や保育園でもママ友とのお付き合いが大変だったかもしれませんが、小学校は更に大変になります。
幼稚園や保育園では、その園を選んできているため多少価値観や目的などが一致するところがありますが、
公立小学校は、さまざまな方がおられるため、驚くような発言をする方がいたり、とんでもないお願いをされたりする事があります。
これは避けようがありませんので、それを踏まえたお付き合いを心掛けましょう。
出典: 小学校入学準備ナビ
●校舎が大きい・教室が広い
まず、校舎の大きさが規模違いに大きくなります。また、広い体育館や校庭など、お子様から見ると全て規模違いに見えるでしょう。
最初は驚くお子様もいるかもしれませんが、大きいことはお子様にとってはうれしい事のようです。
●児童の数が多い
1クラスの人数もさることながら、ほとんどの場合人の数が極端に多くなります。
友達がたくさんできてうれしい事にもなるのですが、人見知りの激しい子などはうまく溶け込めず、マイナスに働いてしまうこともあります。
●机に向かって座っている時間が長い
学校なので当たり前な事ではありますが、お子様にとっては初めての体験でじっとしているのがつらいものです。
慣れて行くしかありませんね。
●トイレの行き方
幼稚園や保育園では、好きな時にトイレに行けましたが、小学校では休み時間に済ませなくてはなりません。
休み時間のうちに済ませておくという事は、子供は意外に苦手なようで、習慣になるまでにかなり時間がかかるようです。
●係や当番が多い
保育園や幼稚園でも日直さんなどの当番があったかもしれませんが、小学校ではその種類がとても増えます。
掃除当番や給食当番、黒板当番や宿題当番などなど、常に何かの当番が廻ってきます。
●一人で登校・下校
集団での登下校をしている小学校も多くありますが、一番の違いはお父さんやお母さんが付き添わなくなるという事です。
お子様は時計を持っていませんので、通学中に道草をくってしまい、遅刻してしまうといった事はかなり多いようです。
●宿題がある
宿題は毎日あります。最初は疲れて帰ってくる事が多い上、宿題もこなさなければならず大変ですが、これも習慣づけるしかありません。