幼稚園・保育園と小学校では生活がガラリと変わります。親子ともに慌てずに済むように今から入学に向けた準備をしておきたいですね。
入学準備は大きく3つに分けられます。
1.生活面の準備
2.学習面の準備
3.道具類の準備
上の3つのうち最初に始めたいのが、「生活面の準備」です。なぜならば規則正しい生活習慣を身につけるには日々の積み重ねが大切だから。具体的な項目を下で紹介します。すでにできていることもあるとは思いますが、一度見直してみましょう。
●早寝・早起き
●毎朝、朝ごはんを食べる
●あいさつ・返事がしっかりできる
●自分で着替えができ、脱いだ服をたためる
●おうちの手伝いがしっかりできる
●自分のしたいことをはっきり伝えられる
学習面については、どこまで準備すればいいのか悩みますね。学習面というと、特にひらがなの読み書きが気になりますが、聞く力や、一定時間机に向かえる力なども大切です。
大切なのは、先生が呼びかけたポイントで、すばやく話を聞く態度・姿勢に切り替えられること。そのためには、おうちのかたがお子さまの話をしっかり聞くようにしましょう。自分の話を聞いてもらえる喜びが、自分も人の話をちゃんと聞こうという意識を養います。
大切なのは、先生が呼びかけたポイントで、すばやく話を聞く態度・姿勢に切り替えられること。そのためには、おうちのかたがお子さまの話をしっかり聞くようにしましょう。自分の話を聞いてもらえる喜びが、自分も人の話をちゃんと聞こうという意識を養います。
小学校では自分の持ち物を自分で管理するために、名前が読めないと困ります。またテストやプリントには必ず自分で名前を書くので、自分の名前の読み書きはできるようにしておくと安心でしょう。
実際、年明け頃になると年長さんの約40%がひらがなの読み書きをマスターしているようです。
時計を見て行動することが多い小学校生活。今から「長い針が6になったらお片付けをする」など、時間を意識する機会をつくるといいですね。
最後に道具類の準備です。ランドセルや学習机は長く使うものですから、失敗しないように賢くチョイスしたいですね。
ランドセル選びで知っておきたい5つの項目をご紹介します。
高学年になってもランドセルを使う小学校なら、飽きのこない長く使える色やデザインを。低・中学年までなら、お子さまの好きな色・デザインを選んでもよいでしょう。
ランドセルに使われる素材は、大きく分けて、人口皮革(クラリーノなど)、牛革、コードバン(馬のお尻の革)の3種類。
耐久性や仕様は商品ごとに違いますが、基本的な特徴を把握しておきましょう。
人口皮革...軽く、カラー・デザインが豊富
牛革...やや重く、カラー・デザインの選択肢は少なめ
コードバン...重く、カラー・デザインの選択肢はかなり少ない
上でご紹介した素材による物質的な重量だけでなく、実際に背負ったときの体感もランドセル選びには大切です。
ランドセルの修理をしたことのあるおうちのかたは意外と多いようです。壊れたときの対応をしっかり確認しておきましょう。
最近の主流は、A4フラットファイルが入るサイズです。これはA4のプリント用のクリアファイルやフラットファイルを無理なく入れられるサイズです。
暗い道でも車のライトなどを反射して光る「反射板(リフレクター)」や、防犯ブザーをつけるための金具などが付いているランドセルが今は多くあります。
ランドセルを購入する時期は、年長さんの秋から2月ごろが多いようです。また、販売数の少ない工房系のランドセルや、人気のカラーは品切れになることがあるので早めに購入される方が安心です。
学習机については、全国の小学1・2年生のお子さまをもつ保護者を対象にしたアンケートでは、約60%のご家庭が入学前に購入されていました(そのうち約34%は親せきや知人に購入してもらった)。
一方、約35%が入学時には購入しないと回答。低学年のうちはリビングのテーブルなどで宿題をさせているご家庭も多いようです。
学習机を購入する際に注意したいポイントは、作業スペースが十分にあり、利き手に合っているかどうか。机といすの高さが体に合っていることも重要です。
また、いすが合わないと疲れやすかったり落ち着かなかったりして集中力を妨げることがあるので、いす選びは慎重に! 回るいすは学習には不向きです。背もたれが背中につくか、高さが調節できて足が床にぴったりつくかどうかチェックしましょう。
この他、入学準備としては、入学式までの行事予定を把握したり、入学式の洋服を用意したりなどたくさんあります。お子さまと笑顔で入学式を迎えられるように、少しずつ入学準備を進めていきましょう。
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